豊橋市の葬儀の基礎知識

豊橋市における年末年始の葬儀の注意点

2022年12月27日
豊橋市における年末年始の葬儀の注意点

「いつその人が亡くなるのか」は、だれであっても正確に読み切ることはできません。
年末年始に息を引き取る人も当然いることでしょう。
今回は「豊橋市における年末年始に葬儀を行う場合の注意点」について解説していきます。

<葬儀社、火葬場、寺院……それぞれの「対応日」を知る>

まず初めに知っておきたいのが、「葬儀社や火葬場、寺院の対応可能日」です。

葬儀社

病院で亡くなった場合、基本的には「そのまま長く病院で故人様にお過ごしいただくこと」はできません。そのため、すぐに葬儀社に連絡をし、故人様を安置場所にお連れしなければなりません。
葬儀社は365日24時間、年中無休で対応していますから、「故人様を病院からお連れしたいのに、対応できる車がない!」と心配する必要はありません。大晦日であっても、元旦であっても、また真夜中であってもいつでも対応が可能です。

火葬場

「火葬場は1月3日までは休み」といわれることもありますが、実際には「火葬場ごとに休みは異なる」がより正しいといえます。「12月31日から1月2日までは休み」「12月30日と、1月1日から1月3日まで休み」「1月1日と友引の日が休み」などのように、年末年始の火葬場の休業日は施設ごとで大きく異なります。ただ、1月1日の元旦に関しては、どの火葬場も基本的には休みであると考えてよいでしょう。豊橋市の火葬場も例外ではなく1月1日の元旦が休みとなっています。
もっとも、「火葬場が休みかどうか」をご家族が確認する必要はほとんどありません。葬儀社に連絡をした際に、葬儀社の方から「この火葬場は〇日と×日が休みですから、この日を外した葬儀を行いましょう」などのように提案をするからです。

寺院

寺院の対応可能日は、寺院ごとで異なります。なお、年末年始に限ったことではありませんが、法要・通夜~葬儀がある場合は、まず菩提寺に連絡をするのが原則です。ここで、「菩提寺があるにも関わらず、ほかの寺院にお願いをする」などのやり方をとってしまうと、後々までもめることになりかねません。

ただ年末年始の行事があるため、「その日は対応できない」「すでにスケジュールが埋まっている」と断られるケースもあるでしょう。このような場合は、寺院側から同じ宗派に属する別の寺院(ご僧侶様)を紹介してもらえることもあります。「紹介をすることもちょっと難しい」と言われた場合は、葬儀社に相談をしてください。

年末年始になりそうな場合には、日付や葬儀のやり方を変えることを検討する

年末年始に葬儀がかかりそうな場合、「日付を変更できないか」「葬儀のやり方を変えることはできないか」を検討したいものです。

日付の変更を検討する

年末年始は、寺院だけでなく親族や友人知人も忙しくしているものです。そのため、この時期に葬儀を行っても参列できない人も出てくることでしょう。
そのため、思い切って日付を変えてしまうのもひとつの手です。

一般的に、ご遺体の保存にはドライアイスが使われます。住環境や季節にもよりますし基本的には3日程度での納棺が推奨されますが、適切にドライアイスを使えば1週間程度はご遺体の保存が可能です
そのため、「12月31日に息を引き取った。1月2日までは火葬場も休みだし、正月三が日中は葬儀をしたくない」という場合は、1月4日以降に葬儀を行うことも可能です。

また、「外国に住んでいる家族が日本に戻ってきて直接お別れを言いたいと切望しているが、年末年始で飛行機が確保できない」という場合に、弊社ではご遺体保全処置を行う事も可能です。費用がかかりますが、ドライアイスを使った場合よりも長くご遺体を保存できます。

なお、日本の法律では「特定の状況(コレラに代表される感染症にり患していた場合など)を除き、死後24時間を経過しない状況では火葬を行ってはならない」とされています。
そのため、「12月30日の午前2時に亡くなったから、12月31日になる前に火葬をしよう」と考えても、これは不可能です。この点も合わせて押さえておきましょう。

葬儀のやり方を変える

もうひとつの方法は、「葬儀のやり方を変える」というものです。
たとえば、「12月31日に息を引き取った。1月2日に家族だけで密葬を行い、1月4日以降に新たに本葬を行う」というものです。1月4日以降に行われる本葬に参列する一般弔問客は「火葬されてお骨になった状態の故人」と対面することになりますが、ある程度落ち着いた状況でお別れができるというメリットがあります。
また、「本葬を別に行わなければならないほど、多くの人が来るわけではない」「一応一般葬を希望していたが、家族葬にしようかどうか迷ったほどに小規模な葬儀になる予定だった」という場合は、家族葬のみで送るかたちに変更することもできます。

年末年始に一般葬を行う場合に知っておくこと

ただ、「やはり年末年始に一般葬を行いたい」と希望する人もいるでしょう。
その場合は、以下の点を意識してください。

現金を多めにおろしておく

年末年始はATMが止まったり、銀行が混みあったりします。葬儀の際にはさまざまな出費が発生しますから、現金を多めにおろして手元に置いておくようにしましょう。

連絡は早めに行う

年末年始はどのご家庭もばたついていますし、寺院の日程も確保しにくい傾向にあります。早め早めの連絡を心掛けるようにしてください。なお、人が亡くなったことを親戚などに伝える際の連絡は、深夜~早朝に電話で行っても構わないとされています。

宿泊施設は高額になる傾向がある

年末年始に葬儀を行った場合でも、葬儀費用やお布施の金額、火葬費用などには変更はありません。

ただし、「遠方から来る親族のために宿泊施設を押さえ、その費用を遺族側で負担する」などのような場合は、その宿泊施設の利用料が割り増しでかかる可能性はあります。

家族の新しいお葬式は年末年始も対応

私共、家族の新しいお葬式では、24時間365日対応しております。年末年始でもご依頼を承りますので、もしものときはご連絡をお願いいたします。